三日目


 最終日はあいにくのお天気となってしまった。ガンモは駅から歩いていけるHARD OFFを選別していたが、豊橋鉄道の南栄にあるHARD OFFか、半田のHARD OFFかのどちらかが候補だと言う。私は豊橋は先日行って来たばかりだし、ここから50分もかかるのではちょっと遠いと思っていた。それで、名古屋から比較的近い半田に行くことになったのだ。

 というわけで、再び新名古屋駅から名鉄に乗り、新美南吉さんの故郷である半田に向かった。駅を降りると、南吉の生家という看板があり、示されるままに歩いてみたのだが、あまりにも遠いので途中で挫折してしまった。おなかが空いたので、ラーメン屋さんに入り、ラーメンを食べた。なかなかヘルシーな味だった。

 そして、いくつかの古本屋に寄りながら、目的地のHARD OFFに向かう。HARD OFFを見終わったあと、HARD OFF近くのBOOK MARKETで、「名古屋恋愛物語」の3冊目を購入。3冊もいらんだろうと言われそうだが、ちょっと許せない値段で売られていたので、保護したまでである。同様に、ちょっと許せない値段で売られていた、既に持っているリチャード・バックの本も2冊購入。

 満足して名古屋まで戻り、近鉄百貨店のバッファローズ優勝セールに出向き、帰りの電車の時間まで、ちょっとしたショッピングを楽しんだ。

 しかし3日間も名古屋で過ごすと、さすがに去り難かった。何となく普通に過ごして来た分、帰る間際になっていろんな感情がどっとこみ上げて来たような感じである。それは、かつて修学旅行の最終日に感じたような、寂しい気持ちだった。