一日目 金沢へ


2002年8月6日(火)

 ガタンゴトンツアーとは、夫のガンモと私が勝手に命名した、青春18きっぷの旅のことである。青春18きっぷとは、2,300円でJRの普通列車を一日中乗り放題できる切符である。(青春18きっぷについての詳細は、松stationさんの青春18きっぷ InformationCenterをご参照あれ。)

 私たちがガタンゴトンツアーを始めたのは、結婚して3年くらい経った頃だろうか。(その頃撮影した写真はこちら。)今回、金沢に向けて旅立ったのは、夏休みに突入してから4日目のことだった。ご存知のように、私にとっては本当おに久しぶりの休みとなるため、夏休みがやって来るのをとにかく心待ちにしていたのだった。

 前置きはさておき、新快速電車に乗れる最寄り駅から、湖西線経由で敦賀入りし、敦賀でお弁当を買って、およそ50分ほどの待ち時間の間に電車の中で食べた。どんなお弁当か、中身を確認せずに買ってしまったため、買ったお弁当が普通のお弁当ではなく、押し寿司であることが、食べる直前にわかった。(写真1写真2

 敦賀から福井を経由して金沢に入る。電車が福井に停車しているとき、福井と金沢の関係は、岐阜と名古屋の関係に似ているのかもしれないなどと思った。近くにメジャーな都市があるために、メジャーになり切れない県庁所在地。しかし、近くにあるメジャーな都市の恩恵を受けている。ふとそんな気がしたのだ。(福井、岐阜の方、ごめんなさい。m(__)m)

 金沢には、午後三時過ぎに到着し、ホテルに荷物を預けるため、JR金沢駅前からバスに乗った。ガタンゴトンツアーのときは、極力、公共の乗り物を利用するのが私たちの鉄則だ。宿泊先のホテルは、金沢市の中心地、香林坊にある。金沢には2泊の予定である。

 荷物を置いて少し休んだあと、夕食を食べるべく、金沢の街に繰り出した。ガンモはお酒が飲めないので、居酒屋はパス。お店を探してしばらく歩き回っていたのだが、結局、郷土料理屋さんを見つけて入った。そこは、品のいい女将さんがカウンターを仕切っている、とても雰囲気の良いお店だった。私たちは、1,500円の加賀御膳定食をオーダーして食べた。食前酒のビールもついていて、私はガンモの分をもらい、ちょっとご機嫌になった。

 ほろ酔い気分でお店を出ると、さっきまで電車の中で一緒だった、同じく青春18きっぷで旅行中の家族にばったり出くわした。その家族は、ワンマンなご主人と、大人しそうな奥さん、そして、おそらく嫁入り前であろう娘さんの三人家族だった。電車の中で、ワンマンなご主人が、手書きで書き写した時刻表を見ながら、家族を仕切っていたのだった。時刻を書き写したその用紙が、ガンモの会社の社名入り用紙だったため、この人は一体何者なのだろうと、目を凝らしてじっと観察していたのだ。ガンモの話では、その用紙は、企業のオーナーなどを集めて行うセミナーで配られているものらしかった。ということは、そのワンマンなご主人は、どこかの会社のオーナーである可能性が高い。彼の着ているものや、奥さんの洋服を観察してみると、確かに上質のものだった。エグゼクティヴも、気取らずに青春18きっぷで旅をするのだ。
 金沢の街ですれ違ったとき、私が先に気づいて「あっ」と声をあげると、ワンマンなご主人も私たちに気づいて、「こんばんは」とあいさつしてくれた。この次会ったときは、きっと、お互い忘れてしまっているに違いない関係だろうが、新幹線や飛行機の旅では、このようなことは起こり得ないのではないだろうか。

 ホテルに帰り、インターネットを楽しんだ。今回宿泊したホテルは、すべて朝食サービス付きでインターネット接続可能なホテルばかりだった。私たちは2台のノートパソコンとハブを持参し、眠くなるまでインターネットを楽しんだ。

この日、撮影した写真   

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