四日目 名古屋


2002年8月9日(金)

 ホテルのロビーで朝食を取ったあと、まずは上前津へと出かけた。上前津はパソコンショップと古本屋さんの宝庫である。ガンモはパソコンショップ、私は古本屋さん巡り。特に、このあたりはごく一般の古書店ではなく、その筋に一歩踏み込んだ専門書が多いのが特徴だ。私は、ホームページの素材集を購入。

 また、大須にも隣接していて、モノが安い。大須観音を横切って、鶴舞線大須観音駅に到着。これから、錦にあるひつまぶしの老舗、いば昇に行くのだ。(しかし、上前津から地下鉄名城線に乗れば、栄まで一本で行けたことに、電車に乗ったあとで気づく。しかも、電車の中でおしゃべりに夢中になり、乗り換え駅を通り越してしまった。)

 ガイドブックにもある通り、いば昇のある通りでは、お店の数十メートル前から、おいしそうなうなぎの匂いが漂っていた。その匂いにつられて、たくさんの人が訪れるらしい。混雑しているかと思って覚悟して行ったのだが、これまた平日だったことが幸いだったのか、すぐに座敷に通された。しかし、私はまたまた隣のテーブルに座っていた関西人グループが気になって仕方なかった。私はどうも、飲食店などで隣に座る人たちの言動が気になるようだ。しかも、今回は関西人グループで、彼らはひつまぶしもほとんど食べ終わり、これからどうやって帰るかなどと話し合っている。おいおい、こっちはきのう名古屋に着いたばかりで、まだ名古屋を堪能してないんだぞ、そう思いながら、何となく旅先でもあまり関西人には会いたくないなと思った。旅行に来ている気がしないからだ。

 去年食べた、あつた蓬莱軒のひつまぶしがあまりにもおいしかったせいか、私はいば昇のひつまぶしに浮気できなくなってしまっていた。著しく味が違うというものではない。店員さんの態度とか、隣にいた関西人グループとか、一人前でなく二人前分一緒におひつに入っていたとか、お吸い物が別料金だったとか、そんな些細な理由なのかもしれない。でも、私はどうしても、あつた蓬莱軒のひつまぶしが食べたくなった。ガンモも私と同じように感じたらしく、最終日に松坂屋本店の飲食店街にあるあつた蓬莱軒でひつまぶしを食べて帰ることにした。

 いば昇のひつまぶしを食べたあと、栄から地下鉄名城線に乗り、金山まで出た。金山名鉄やJRの乗り換え駅となっているためか、かなり大きな駅だった。ここから名鉄に乗り換え、ひとまず知立まで出た。これからまたガンモに付き合っての、HARD OFF巡りが始まるのである。

 知立駅前には、成人向け映画館があり、それが何とも私に昭和時代を感じさせるのだった。HARD OFF 知立店まで、線路沿いの道を歩きながら進む。牧場か? と思いきや、よく見ると居酒屋だった。それにしても、店先の牛は、何を意味しているのだろう? お店の名前は「ひょうたん」なのに。

 線路沿いを歩いているうちに、名鉄の電車がびゅんびゅん通り過ぎて行く。それで気づいたのだが、名鉄の車両には、たくさんのバリエーションがあるのだ。(名鉄車両(1)名鉄車両(2)名鉄車両(3)名鉄車両(4)名鉄車両(5)

 車の多い道路に出てしばらく歩くと、HARD OFF 知立店が見えて来た。しかし私はそこまでは行かずに、手前の100円ショップで買い物をした。サンダル履きで足が痛いというガンモのために、痛みを軽減させるためのグッズをいくつか買ったのだ。

 元来た道を戻り、知立から碧南行きの電車に乗った。碧南中央で降りて目指したのは、HARD OFF 碧南店である。(実は、間違えて終点の碧南まで行ってしまったのだが、改札を出る前に気がついて、そのまま折り返した。ところが、その折り返して乗った車両に、不思議な空間があったのだ。はて、この空間は一体何なのだろう?)それにしても、名鉄は、どの車両も冷房が効きすぎていて寒かった。

 HARD OFF 知立店から碧南中央駅までの途中にある歩道橋の下に腰を下ろし、ガンモと二人で交差点を通る車のナンバーを眺めた。この日、ガンモは自分の誕生日のナンバーの車を立て続けに2台も見たのだ。そんなふうに、車のナンバーをしばらく眺めて過ごした。周りから見たら変な夫婦に映っていたかもしれない。でも、私たちにとっては、こんな些細なことが旅の思い出となるのだった。

 碧南中央駅前には、BOOK OFF 碧南中央店もあったので、少し立ち寄り、『神との対話3』をゲット。

 夕食は、名駅近くの松坂屋の飲食店街できしめんを食べた。ボリューム満点だったため、ビールを飲めず、この日は休肝日となる。

 ホテルに帰り、インターネットを楽しんだ。

名古屋市営地下鉄の奇妙な伝言板(おまけ)  この日、撮影した写真

 



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