哀愁の豊橋鉄道



 豊橋で豊橋鉄道に乗った。始点の「新豊橋駅」は、まるでマッチ箱みたいな小さな駅だった。雰囲気は、さしあたって東京の世田谷線といったところである。学校が沿線にあるせいだろうか、客層はかなり若い。赤い車両にTOYOTETSUと書かれている。これを見たら、トヨエツのファンの子はドキドキするんじゃないだろうか。

 無人駅から乗った場合、切符は車内で車掌さんに声をかけて買うことになる。すると、車掌さんは、どこから乗ったかというのが漢字一文字でわかるように記されている、レトロな紙の切符を手渡してくれる。駅に飾られている看板と言い、街全体がどこかレトロな豊橋鉄道沿線だった。